濱中すげー
2006年4月27日OPSがほぼ1.5とかありえないだろw
さて今日は野球小話.
「OPS」についてー.
まずOPSとはどういうものかというと,
「OPS」
OPS(おーぴーえす)はOn-base plus sluggingの略であり、野球において打者を評価する指標の一つ。 名前からわかる通り、出塁率と長打率とを足し合わせた値である。 チーム得点との相関関係の強さから、重要視されている。
とかなんとか.
まぁ要するに出塁率+長打率の数値ですね.
さらにくわしく出塁率と長打率について見てみましょう.
「出塁率」
出塁率は打者の打撃機会あたりの出塁割合を表し、以下の計算式で求められる。
出塁率=(安打+四球+死球)÷(打数+四球+死球+犠飛)
上記の式で算出された数値の小数第4位を四捨五入して第3位までの値を出塁率として用いる。整数部分の0は省略することが多い。
「長打率」
長打率は具体的には打者が打数のつく打席において打撃によって獲得する塁数の期待値(平均値)を表し、野球選手の短打と長打の能力を総合した指標として用いられる。 長打率は四球による出塁数を直接反映しないという欠陥があるが、長打率と四死球の数は一般に相関関係がある。
出塁率は名前の通りなんでもいいから塁に出る確立.
長打率はそれに比べると説明がわかりにくいですかね.
つまり四死球などを除いた打数(打席数ではありません)を塁打数で割ればいいんですね.
塁打数というのもその名のとおり何塁打かってこと.
シングルヒットなら1,二塁打なら2,本塁打は4となります.
これらをすべてたし合わせたもので割ればいいんですね.
長打率=(打席数ー四球ー死球)÷(塁打数)
となります.
これらをたし合わせたものをOPSといいます.
あまり野球を見ない人にとってはそれに何の意味があるのか?と思われるでしょうが,実はこれはチームの得点に深い関係があって,次世代(ってほど新しくもないけど)の打者の評価方法として注目を集めています.
チーム得点というのが,シーズンの成績に密接に関わってくるのは自明の理ですし.
でまぁ要はチームとしての得点に関わる数値で重要なのは,打率や安打数ではなく,この出塁率と長打率だということです.
考えれてみればわかるとおもいますが,極端に言えば野球というのは27個のアウトを取り合うゲームなわけです.
ということは27個のアウトを献上しなければすくなくとも負けることはないわけですよね.
つまり打者にとって重要になるのは「アウト」にならないということです.
そこで出塁率というものがでてきます.
これはつまりはアウトにならないという能力をデータで表したものになりますよね?
この能力こそもっとも打者にとって重要なデータじゃないのか?というのが昨今の意見です.
なかなか最もな意見だと思います.
続いて長打率です.
まぁこれは言わなくても大体分かると思いますが.
例えば野球を見ていると,2アウト1塁からシングルヒットを打って2アウト1塁3塁にしても,次の打者がアウトになって結局点が入らないということがありますよね?
このヒットに意味がないわけではありませんが,やはり得点が入らないと勝てないわけです.
そこでここでもし二塁打を打っていたらどうでしょう?
2アウトからならランナーがスタートしているので(フライを取られたらどうせ3アウトなので打球の行方を気にせず走ってる).1塁から本塁に帰ってくる可能性はかなり高くなるでしょう.
本塁打なら二点確実に入りますし.
つまりシングルヒットをたくさん打つ人よりも,二塁打をたくさん打つ人の方が得点を作り出す能力が大きいということです.
総括すると出塁率とは得点を演出する能力,そして長打率というのは得点を作り出す能力.
この二つを兼ね備えた打者はチームの得点を作り出すのに大きな役割を果たしてくれるわけです.
この数値が.800あれば大体普通の打者.
.900あれば一流の打者.
1.00あれば超一流といわれています.
去年1.00を越えたのは両リーグあわせて5人.
松中,ズレータ,カブレラ(西武),金本,福留です.
まぁこんなものに照らし合わせなくても充分超一流な面子ではありますがw
参考までに今までの歴代最高記録は
プロ野球だと
1974年王貞治(読売ジャイアンツ) 1.293
メジャーだと
2004年バリー・ボンズ(サンフランシスコ・ジャイアンツ) 1.421
となっています.
でまぁじゃあこんなの使わなくても充分従来ので分かるんじゃないかと思うかもしれませんが,例えば去年の打点王の今岡はOPSは0.834.
ついでに去年の首位打者の青木はOPSは0.804となっており,この評価で見るとたいした打者ではありません.
この辺りが従来の評価方法と違っている点ですね.
打点や安打を稼ぐタイプはあまり評価されないようになっています.
もちろんこれだけが野手としての能力のすべてではありませんし,信じろとも言いませんが,今までと違った見方をしてみるのも面白いんではないでしょうか?
詳しく知りたくなった人は「マネーボール」(著:マイケルルイス)を買うと面白いと思います.損はしない内容になっています.
以上,野球小話でしたー.
最近麻雀してないなぁ.
…でも財布にお金がないや.
もうしばらく自粛だなー.
さて今日は野球小話.
「OPS」についてー.
まずOPSとはどういうものかというと,
「OPS」
OPS(おーぴーえす)はOn-base plus sluggingの略であり、野球において打者を評価する指標の一つ。 名前からわかる通り、出塁率と長打率とを足し合わせた値である。 チーム得点との相関関係の強さから、重要視されている。
とかなんとか.
まぁ要するに出塁率+長打率の数値ですね.
さらにくわしく出塁率と長打率について見てみましょう.
「出塁率」
出塁率は打者の打撃機会あたりの出塁割合を表し、以下の計算式で求められる。
出塁率=(安打+四球+死球)÷(打数+四球+死球+犠飛)
上記の式で算出された数値の小数第4位を四捨五入して第3位までの値を出塁率として用いる。整数部分の0は省略することが多い。
「長打率」
長打率は具体的には打者が打数のつく打席において打撃によって獲得する塁数の期待値(平均値)を表し、野球選手の短打と長打の能力を総合した指標として用いられる。 長打率は四球による出塁数を直接反映しないという欠陥があるが、長打率と四死球の数は一般に相関関係がある。
出塁率は名前の通りなんでもいいから塁に出る確立.
長打率はそれに比べると説明がわかりにくいですかね.
つまり四死球などを除いた打数(打席数ではありません)を塁打数で割ればいいんですね.
塁打数というのもその名のとおり何塁打かってこと.
シングルヒットなら1,二塁打なら2,本塁打は4となります.
これらをすべてたし合わせたもので割ればいいんですね.
長打率=(打席数ー四球ー死球)÷(塁打数)
となります.
これらをたし合わせたものをOPSといいます.
あまり野球を見ない人にとってはそれに何の意味があるのか?と思われるでしょうが,実はこれはチームの得点に深い関係があって,次世代(ってほど新しくもないけど)の打者の評価方法として注目を集めています.
チーム得点というのが,シーズンの成績に密接に関わってくるのは自明の理ですし.
でまぁ要はチームとしての得点に関わる数値で重要なのは,打率や安打数ではなく,この出塁率と長打率だということです.
考えれてみればわかるとおもいますが,極端に言えば野球というのは27個のアウトを取り合うゲームなわけです.
ということは27個のアウトを献上しなければすくなくとも負けることはないわけですよね.
つまり打者にとって重要になるのは「アウト」にならないということです.
そこで出塁率というものがでてきます.
これはつまりはアウトにならないという能力をデータで表したものになりますよね?
この能力こそもっとも打者にとって重要なデータじゃないのか?というのが昨今の意見です.
なかなか最もな意見だと思います.
続いて長打率です.
まぁこれは言わなくても大体分かると思いますが.
例えば野球を見ていると,2アウト1塁からシングルヒットを打って2アウト1塁3塁にしても,次の打者がアウトになって結局点が入らないということがありますよね?
このヒットに意味がないわけではありませんが,やはり得点が入らないと勝てないわけです.
そこでここでもし二塁打を打っていたらどうでしょう?
2アウトからならランナーがスタートしているので(フライを取られたらどうせ3アウトなので打球の行方を気にせず走ってる).1塁から本塁に帰ってくる可能性はかなり高くなるでしょう.
本塁打なら二点確実に入りますし.
つまりシングルヒットをたくさん打つ人よりも,二塁打をたくさん打つ人の方が得点を作り出す能力が大きいということです.
総括すると出塁率とは得点を演出する能力,そして長打率というのは得点を作り出す能力.
この二つを兼ね備えた打者はチームの得点を作り出すのに大きな役割を果たしてくれるわけです.
この数値が.800あれば大体普通の打者.
.900あれば一流の打者.
1.00あれば超一流といわれています.
去年1.00を越えたのは両リーグあわせて5人.
松中,ズレータ,カブレラ(西武),金本,福留です.
まぁこんなものに照らし合わせなくても充分超一流な面子ではありますがw
参考までに今までの歴代最高記録は
プロ野球だと
1974年王貞治(読売ジャイアンツ) 1.293
メジャーだと
2004年バリー・ボンズ(サンフランシスコ・ジャイアンツ) 1.421
となっています.
でまぁじゃあこんなの使わなくても充分従来ので分かるんじゃないかと思うかもしれませんが,例えば去年の打点王の今岡はOPSは0.834.
ついでに去年の首位打者の青木はOPSは0.804となっており,この評価で見るとたいした打者ではありません.
この辺りが従来の評価方法と違っている点ですね.
打点や安打を稼ぐタイプはあまり評価されないようになっています.
もちろんこれだけが野手としての能力のすべてではありませんし,信じろとも言いませんが,今までと違った見方をしてみるのも面白いんではないでしょうか?
詳しく知りたくなった人は「マネーボール」(著:マイケルルイス)を買うと面白いと思います.損はしない内容になっています.
以上,野球小話でしたー.
最近麻雀してないなぁ.
…でも財布にお金がないや.
もうしばらく自粛だなー.
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